ドラムの高瀬です。前回のブログはこちらでご覧いただけます。
大学卒業後、総合電機メーカーの営業として社会人デビューし、いわゆる普通のサラリーマン生活が始まりました。
幸いにも、会社の雰囲気や一緒に働く人たちはとても自分に合っていて、特段大きな悩みを抱えるわけでもなく毎日楽しく過ごしていました。休日は同期と遊びに行ったり、同じ部署の先輩方とキャンプに行ったりと、社会人も悪くないなぁと感じ始めていました。
OJTで僕の面倒を見てくれた先輩とは本や音楽の趣味が合い、本やCDの貸し借りをよくしたのもいい思い出です。この頃はサブスクリプションサービスが海外で出始めたぐらいで、日本ではまだCDがそこそこ売れていた時代かもしれません。だからこそのCDの貸し借り。まだ僕もCDを買っていた時代ですね。
ちなみにこの時期はJames Blakeというアーティストにはまってました。彼がジョニミッチェルのA Case Of Youをカバーしていて、この曲をきっかけにジョニミッチェルの名盤であるブルーを買いました。聴いていて心が洗われる感じがするんですよね。
さて、社会人生活2年目の冬に転機が訪れます。その当時同棲していた彼女と別れることになったのです。彼女は新しい住居をとっとと決め、いらない荷物は置いていきました。僕はその置いてかれた荷物を粗大ゴミとして処理し、ハイエースに荷物を詰め込み実家に出戻りします。
そうなると、同棲していたころの家賃の出費はなくなり、土日もたっぷりと時間が出来ます。さてどうしたものか。じゃあバンド活動を始めよう。そういう結論になりました。
実はこの頃自宅PCとしてMacを使っていて、標準で付いていた簡易的なDTMのGarageBandで遊び程度で曲を作っていました。これらの曲をバンドでやってみたいなぁと思いました。
そして久しぶりに曽根さんと連絡を取り、事情を説明したところ割と乗り気になってくれたのです。話はとんとん拍子に進み、ハイハットオムニバスというMARCHEN BERRYと対バン経験のあるバンドでベースを弾いていたカジさんが加入することになりました。
ボーカルがまだ見つかっていなかったので、最初は楽器隊のインスト編成でスタートしました。当時の会社の後輩が趣味でやっていたバンドの企画ライブに呼んでもらい、大岡山PEAK-1というライブハウスで初ライブをしました。その時の映像がこちら。(この曲は曽根さんが持ってきてくれました。)
懐かしい。確か菊地さんもこのライブは観にきていたはずで、当時MARCHEN BERRYは活動休止していたから、複雑な心境で観ていたんだろうなぁ。
そんなこんなで、サラリーマンをやりながらも徐々にMuSuToWaの活動にのめり込んでいきます。
さて、次回のブログではMuSuToWaの活動からMARCHEN BERRYに僕が加入するにいたるまでの話ができればと思います。